PMBOKの定義によればプロジェクトは「独自性」と「有期性」を持ちます。
ITエンジニアが取り組む仕事は、必ず「独自性」を有しています。難しいか易しいかはともかく、これまで誰もやったことがない仕事がITエンジニアの普段の業務です。
独創的なITエンジニアの仕事にとても相性がよいツールとしてマインドマップを紹介します。
マインドマップを使うことによって仕事の効率をアップしてください。
マインドマップとは?
マインドマップとはトニー・プザンが提唱する思考の表現方法です。
頭の中に漂っている何かを紙に書きだすことで、記憶の整理、発想を手助けします。
以下のように放射状にアイデアを書いたものがマインドマップです。
真ん中に主題を書いて、その周りに思いつくままにいろいろ書いていけばマインドマップのできあがりです。
マインドマップは多くの本が出版されていますが、プザンのオリジナルを挙げるのが礼儀でしょう。
プザンの定義によればマインドマップは以下のようなものです。
- 無地の紙を使う
- 用紙は横長で使う
- 用紙の中心から描く
- テーマはイメージで描く
- 1つのブランチには1ワードだけ
- ワードは単語で書く
- ブランチは曲線で
- 強調する
- 関連づける
- 独自のスタイルで
- 創造的に
- 楽しむ!
手書きで書くのが正統なものですので、PC上のツールは正式にはマインドマップと呼びません。
ごめんなさい、ちょっとマインドマップをPC上で使わせてもらっています。
マインドマップ操作方法
ほとんどのツールは以下の3つを覚えておけばOKです。
- 最初、テーマまたはテンプレートを選ぶ
- Insertで子トピック
- Enterで新しいトピック
以下でテンプレートみたいなのを選びます。
例えば、以下の図でメイントピック1を選んで「Insert」を押すとサブトピック1が出ます。
サブトピック1を選んで「Enter」を押すとサブトピック2が出ます。
マインドマップをいつ使うか
イト屋は、仕事でもプライベートでも、ほぼ常にマインドマップを使っています。
具体的には以下のような感じで使っています。
マインドマップでやるとよさそう、と思われましたら是非やってみてください。
- ブレインストーミング
- 普段の業務
- 会議の議事録
- ToDoリスト、予定表、日誌
- 資格の勉強法
ブレインストーミング
ITエンジニアの仕事は本質的に
- 独創的
- クリエイティブ
- これまで誰もやったことがない
という特徴を持ちます。
したがって、「どこから手を付けよう?」「何をどう考えていけばいいだろう?」と思うことは日常茶飯事です。
複数人でやるブレインストーミング(ブレスト)でもマインドマップは大活躍しますし、一人でアイデアを整理するときもマインドマップは重宝します。
>>> マインドマップを使ってブレインストーミング ITエンジニアの日常
普段の業務で
ブレストほどでなくても、目次だけが決まっているようなものを作るときもマインドマップを重宝します。
以下のようなときもマインドマップを使いましょう
- 仕様書を書く
- テスト計画を作る
- テスト項目を作る
- 完了報告書を書く
- 特許を書く
会議の議事録
議事録をとるときも大活躍します。
グダグダになる会議では雑談のような感じで議論が流れることがあります。
とりあえず、キーワードをどんどんメモして、議論が落ち着きだしたらマインドマップを整理します。
>>> ITエンジニアの議事録のコツ マインドマップでキーワード
ToDoリスト、予定表、日誌
一日の予定を決め仕事に取り組み、日誌として残しておくことは有用です。
エクセルやテキストファイルで残しておいてもよいと思いますが、マインドマップを活用すると流れ作業的に管理することができます。
>>> 【ITエンジニアにとっての記録】日誌、日報の書き方 マインドマップの活用
資格の勉強法
>>> ITエンジニアの資格勉強 マインドマップの効率的な勉強法
マインドマップのツール
プザンの定義によればマインドマップは紙を用いますのでPC上のツールは本当の意味ではマインドマップではありません。
しかし、PC上で書きたくなるのも人情です。いくつか紹介します。
イト屋が仕事しているとき、テキストエディタではなくマインドマップが起動しています。
マインドマップのツールは有料、無料限らず、多く存在します。ここではcacooを紹介します。
cacoo
cacooはマインドマップに限らず様々な図をかくことができるツールです。
14日間の無料期間があります。
まとめ
マインドマップを紹介しました。
マインドマップを駆使して効率的に働きましょう。
他のツールについては、以下をどうぞ。
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