仕様書などのドキュメントで、文章だけで説明しようとするより図を用いた方が効果的なことが多いです。
特に日本では、字ばかりのドキュメントを見せると「図はないのか?」とすぐに言われます。
「字ばかり書いた本が読めない幼稚園生かよ」と毒づくのはやめて周りに従った方が無難です。
お絵描きにも様々な流儀がありますが、世界共通のルールがUMLです。
UMLについての本、ツールなどを紹介します。
UMLとは?
ソフトウェアの振る舞い、動作、構造を表すのに古くから図を用いてきました。
統一しようという動きは複数あったようですが、それらが統一して1997年にUML1.0、2005年にUML2.0が発表されています。
2005年頃はUML2.0を使うと怪訝な顔をする人たちがいましたが、2022年現在においてはUML2.0を知らない方が技術力低と見られるようになっていると思います。
UMLを使ってお絵描きしている限り「この記号はこういう意味です」という説明を入れる必要はなくなりましたので、積極的に使いましょう。
よく使うUML図
UMLの図には以下のようなものがあります。
- ユースケース図
- アクティビティ図
- クラス図
- オブジェクト図
- シーケンス図
- コミュニケーション図
- タイミング図
- 相互作用海洋図
- コンポジット構造図
- コンポーネント図
- パッケージ図
- ステートマシン図
- 配置図
全部を同じような頻度で使うわけではありません。初めは次の図の使い方を覚えて、必要に応じて他のも使えるようになればいいと思います。
- シーケンス図
- クラス図
- コミュニケーション図
- ステートマシン図
本で勉強する方は以下をどうぞ。UMLの本は、一冊くらい持っておいた方がいいと思いますよ。
ツールは複数ありますが、Cacooなどいかがでしょうか?
UMLを使いたがらないおじさん
2022年時点において、UMLは完全に浸透しています。
UML草創期においては「こういう図の方が分かりやすい」などあったかもしれませんが、現在においてはそういう議論はナンセンスです。
現在においては独自ルールでお絵描きをするのはリスクでしかありません。
「最新技術を追えない」「古い技術に拘る偏屈」「単なる素人」
と思われますので、UMLを知らない人は是非覚えていきましょう。
UMLの存在を知っているのに頑なに独自ルールでお絵描きするオジサンたちが存在します。
筆者はちゃんとUMLに従ってお絵描きをするオジサンなので、独自ルールを使うオジサンが何を思っているか分かりません。
こういうオジサンは心の中で卑下しておいて、直接戦うのはやめましょう。時間の無駄です。
まとめ
UMLを紹介しました。
お絵描きするときはUML図を積極的に使っていきましょう。
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