ITエンジニアが通勤時間で取り組むことを述べてみます。
何に取り組むかは人それぞれかもしれませんが、朝はアウトプット、夕方はインプットにするのいいと私は信じています。
駆け出しエンジニアはもちろん、中堅やベテランのエンジニアも何らかの研鑽を積んでいくべきです。
アウトプットとインプット
私の通勤時間はドアtoドアで片道1時間半以上、電車には1時間以上乗っています。
その時間を活用できれば年間数百時間、何かをやることになります。
いつも活用しています。仕事で疲れ果てたときはウトウトすることもありますが、基本的には何かに取り組むことにしています。
勉強でも趣味でもインプットとアウトプットがあります。何らかの知識を脳に入れる行為がインプット、逆に何かを考えて脳から出す行為がアウトプットです。
大抵はインプットとアウトプットは表裏一体の行為です。例えば、資格の勉強では、本や参考書を読むことはインプットです。本に書いてあったことをマインドマップにしたり、頭の中で考えを巡らせたり、ノートに整理したり、問題を解いてみることはアウトプットと言えます。
例えば以下のような感じでインプットとアウトプットを分類できるでしょう。中には通勤途上にやるには難しいものもありますが。
項目 | アウトプット | インプット |
IT技術の勉強 | 知識をまとめる 問題を解く | 参考書を読む |
小説、漫画 | 感想をブログなどに書く | 本を読む |
映画 | 感想をブログなどに書く | 映画を見る |
動画を見る | 動画を作る 動画について考察する | 動画を見る |
ニュース | ニュースについて考察する | ニュースを見る |
ブログ | ブログを書く | 記事の元となる知識を調べる |
プログラム | プログラムを書く | 文法を学ぶ |
音楽 | 音楽を演奏する 耳コピする | 音楽を聴く |
朝はアウトプット、夕方はインプット
アウトプットの方がインプットよりもかける労力が大きく脳を使います。
インプットしかしない、あるいはインプットが8割、9割がインプットはもったいないです。
アウトプットは5割以上、できれば7割以上の時間を費やしておくと、何であれ定着すると思います。
頭がすっきりしている朝にアウトプットをすべきです。アウトプットは朝です。逆に、まだ仕事をやっていた作業が頭脳を占領している夕方はインプットに徹するのがよいと思います。
科学的な根拠は持っておらず私の経験則ですが、断然、朝にアウトプットです。
例えば資格の勉強
資格の勉強をする場合、基本情報、応用情報やデータベーススペシャリストみたいな資格を取る場合を考えます。
インプットのために普通に一冊参考書を買うと思います。半年くらいの期間で考えてみます。
本を一通り読むまで
最初、一か月か長くても二か月くらいで一冊読むペースで行きましょう。本の情報はそれだけでは何の役にも立ちません。
一回通読しただけで知識を身に付けることができる人はそう多くありません。なるべく早くに一回目を読み終えます。
夕方
夕方の時間に読みます。とにかく読みましょう。夕方はページ数重視です。
一か月か二か月で読み終える計画を立てて、計画通りに読み進めます。
朝
朝の時間に、前日に読んだところの練習問題を解いたり、知識をマインドマップにまとめたりします。
朝用のノートを買っておくのがよいかと思います。
触れたことのない知識が定着するのには、ある程度時間がかかります。
現時点での最高の理解を得るように心がけましょう。
必ずしも夕方のスケジュールと合っている必要はありません。
気になるところ、よく分かっていないと自覚するところ、あるいは、よく分かっているところなど
をまとめていきます。
過去問を解く
通読は一回やった後に過去問一年分を解きましょう。
4割、5割とれる場合は過去問を解きまくる次のフェーズへ。2割、3割しか取れないほど、まったく太刀打ちできない場合は、通読をもう一度やるといいと思います。
合格点は6割ですので、この時点で合格する点数は取れなくても気にせず、次の進みましょう。
過去問を集中して解く
過去問は問題集を買ってもいいです。情報処理技術者であればウェブサイトに落ちています。
3年分または5年分くらいを3回ずつくらい解くのを目標にしましょう。
情報処理技術者であれば午前、午後とあるので3年分を3か月くらいと思います。※どのくらいやれるかは人によります。
ときどき、過去問を何十年分もやる人がいますが、あまり意味がありません。
最新数年分に取り組みましょう。
過去問を解くのは、インプット、アウトプットの区別があいまいになります。
問題を朝に解くようにするのだけを守ればよいと思います。
「答え合わせ」「間違ったところの確認と復習」「考え方を調べる」は基本的にはインプットに近いですが、調べた後に、関連したところをまとめてノートに記す、などするとアウトプットになります。
おそらく、この期間はつらいです。朝も夕方もアウトプットする感覚になるとすれば、結構疲れますから。けれども、それを乗り越えたところで資格取得があり、技術習得があります。
まとめ
ITエンジニアが通勤時間で取り組むことを、資格取得を例に説明しました。
毎日一定時間の通勤時間がある人は通勤時間に何かに取り組んでみてはいかがでしょうか。継続すれば必ずものになると思います。最初はつらいですが、数日で当たり前の日常になりますのでやってみてください。
プログラミングに特化していますが、下記のサイトでスキルチェックできます。いかがでしょうか?
コメント