C++というプログラム言語があります。
C++は最強の武器であることは否定しようがないです。しかし、全体を把握するのさえ困難で、習得するのが難しく、習得したと思ってもまだまだと途方に暮れます。
イト屋が試行錯誤しつつ習得したC++への道を紹介します。
- 入門書
- Effectiveシリーズ
- オブジェクト指向とデザインパターンの習得
- プログラミング言語C++
- C++テンプレートテクニック
C++魔術師への道
イト屋です。
プログラミング言語としてC++はとても難しいです。
他のプログラミング言語であれば、入門書を一冊読むとなんだか使えるようになります。
普通のITエンジニアは、「明日からあるプロジェクトの応援に行ってデバグしてくれ」と言われても物怖じしません。それが、初めて触る言語であっても「何とかなるさ」と考えます。
C++でなければ!
C++は一夜漬けで使えるようになりません。一夜漬けでやろうとすると使える人からダメ出しをたくさん食らいます。膨大な情報を、読み込み、悩み、整理して、使えるようになってやっと一人前です。
本記事で紹介する本を、全て読みこなし使えるようになれば間違いなく魔術師(ウィザード)を呼ばれるに値します。多分、一部分でも魔術師と言われます。
入門書
C++で初めてのプログラムは不適当
まず、C++は初めて習う言語として相応しくありません。
入門書と言っても、プログラミング言語初めてという人は、読めないと思います。
他の言語を縦横に使えると思うようになってから、C++に挑戦するのがよいと思います。
入門書
入門書はさらっと流し読みができて数時間で読了できるような本がいいです。
「すらすらわかるC++」を挙げておきます。
この時点で他の言語より難しいんですよね。多分。
スラスラ分かるC++(翔泳社直販サイト) でしたら10%のポイントが付きますので直販の方がお得です。
Effectiveシリーズ
入門書の次はEffectiveシリーズが正しいと思います。
最初に「Effective C++」を読んだ時の衝撃は忘れられません。本が言う「やってはいけない」ことをやってました。
「Effective C++」「More Effective C++」「Effective STL」などありますが、リニューアルされた「Effective Modern C++」が最も買って読むべき本です。
他のEffectiveシリーズも面白いので、興味ある方は読んでみてください。
オブジェクト指向とデザインパターンの習得
オブジェクト指向、デザインパターンの考え方は、C++に限らず身に付けるべきです。
GoFがデザインパターンを世に出した時、実装の例はC++でした。
オブジェクト指向、デザインパターンについて、詳細を別の記事で書く予定でいます。
プログラミング言語C++
すでにここまでで数百ページを読んでいることになります。
やっと登場! C++生みの親によるC++の言語仕様解説本を読みましょう。
1300ページ以上あります。しかし、辞書使いするような本ではなく熟読する本です。
イト屋は毎朝始業前に読んで半年くらいかかりました。
もちろん、開発中に使うところが出てきたらそこを熟読しながらです。
下記にはストラウストラップ「プログラミング言語C++」を紹介する記事を書きました。
>>> ストラウストラップ著【プログラミング言語C++】第4版 C++の聖書か、辞書か、凶器か?
C++テンプレートテクニック
他のプログラミング言語にないC++の機構として、テンプレートがあります。
C++をやっていても必須のテクニックではありません。
製品で使うとデバグできる人が一気に減るので嫌がられます。
しかし、本当の魔術師はテンプレートを使いこなしてこそ、かもしれません。
下記の2冊は名著ですが、どちらも中古でしか手に入りません。
まとめ
C++魔術師になるための本を紹介しました。2000ページ超ですね。
もちろん、本を読んだだけで魔術師とは言われません。コードを書きましょう。実践してこその知識です。どんどんやってみて、書いてみて、C++の良さを味わっていきましょう。
C++の沼へようこそ。
>>> 【ITエンジニア】工程ごとの分類
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