明らかに法律違反を行っているブラック企業にお勤めの方はすぐに転職をお考え下さい。
法律を守ってはいるがギリギリの線をいっている会社もありますね。
あなたの会社はブラックではありませんか?
ブラック企業の分類
イト屋です。
ブラック企業を以下のように分類してみました。あなたの会社はブラックではありませんか?
- 法律違反している
- 法律違反ぎりぎり
- 法律の中、、なのか?
法律違反している
Wikipediaのブラック企業の定義によると「従業員の人権を踏みにじるような全ての行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業」だそうです。
つまり、法律違反していて放置しているような企業をブラックと言っていいでしょう。
以下の状態は違法だとご存知ですか?
- 残業代が支払われない
- 残業時間上限を超える時間働いている
- 上司によるパワハラ、セクハラが日常的に行われる
本当にブラックな環境にいると感覚が麻痺してきて、それが日常になってきます。振り返ってみて下さい。あなたの会社は法律違反していませんか?
残業代が支払われない
ITエンジニアはプロフェッショナルな仕事です。働いたのにお金をもらわないという状態はあってはなりません。
成果物に対してお金が支払われる形なら少し違いますが、時間に対して給与が支払われる形態で働いていて、その働いた時間に対して残業代が支払われないという状態は許されません。
「タイムカードを押してから働く(働かせる)」
「家に持ち帰って働き申告しない(させない)」
という状態は、決して「あってはならない」ことです。
この状態に慣れてしまうと「あってはならない」と感じなくなってしまいます。
毎日万引きをやっていて泥棒をしていると感じていないという状態と同じです。
残業時間上限を超える時間働いている
残業代が支払われているとしても、残業時間上限を超えて働いている場合、違法です。
2019年4月に施行された働き方改革関連法では、残業上限は以下のようになっています。
- 1か月の残業時間が45時間
- 1年間の残業時間が360時間
ただし、36協定を結べば以下も可能です。
- 1か月45を上回ることは繁忙期は許されるが、上限100時間で年間720時間の範囲で6回まで
まあまあ分かりにくいですね。
少なくとも、毎月の残業時間が45時間以上になるのは違法です。
36協定を結んでいても毎月の残業時間が45時間以上になるのは違法ですよ。知っていますよね?
45時間までは残業時間をつけるのはいいけどそれ以上つけてはダメ、と指示するのも違法です。
「45時間以上になるなら家に帰れ、残業するな」というのが正しい指示であり正しい日本語です。
正しい日本語を忘れていませんか?
上司によるパワハラ、セクハラが日常的に行われる
本人がどう感じたかによってパワハラ、セクハラになると教わっていますが、以下の解釈の違いなどありません。誰がどうみてもアウトです。
- 暴力を振るう
- 数十分にわたって叱責する
- 無視する
- 体を触る
- 卑猥な言葉をかける
上記のような状態は、一回でも違法ですが、常態化しているとしたら全くダメです。転職を考えましょう。
法律違反ぎりぎり
法律違反ぎりぎりの状態に保っている会社はブラック企業の誹りはまぬかれます。一応。
例えば、毎月の残業時間が40時間の場合、年間の残業時間は480時間ですので、36協定を結べば違法ではありません。
しかし、ずっとその生活を続けるのはつらくないですか?
毎日残業しているなら毎日2時間、あるいは4時間残業が2日に1回、という状態ですね。
毎日疲れていて、プライベートの時間を過ごせないのではありませんか?
休みの日に遊びに行くことはできますか?
「残業をするのは繁忙期だけ」というのが正しい状態です。常態的に残業しなければならないのなら、転職というのも考えていいと思います。
法律の中、、なのか?
法律の範囲内において、働き方改革以前のように毎月100時間残業をやることは可能です。
以下のような手段をとればできます。
- 課長以上の役職を与える
- 裁量労働制の導入
- 社員を個人事業主にして契約する
なんだかきな臭いです。
それなりの収入をもらっていて本人が納得しているなら合法なんでしょうか。
しかし、毎月100時間残業をやっていたとして、合法なのかは分かりません。裁判を起こせば労働者側が勝てるのでしょうか。時間も費用もかかりそうです。私なら転職を考えます。
まとめ
ブラック企業を分類してみました。
あなたの会社はブラックではありませんか?
>>> 【ITエンジニアの転職と勉強】
コメント